次に里親になって下さったのは50代の男の人で、半年前に飼っていた猫を病気で亡くし、もう猫を飼うのはやめようと思っていた、という人です。でも5匹の子猫を拾ったと言うと、「じゃあもう一回飼おうかな」と言ってくれました。
もう拾ってから3週間くらい経っていたのでかなり情がわいててどのコが貰われていくのかドキドキでした。
選ばれたのは、唯一のオスの「鼻ピンク」でした。この頃は呼び名が変わっててピン太と呼んでました。
お別れする時、ピン太はニャーニャー鳴きまくりで、残りの2匹もなんとなく悲しそうで、見ていてちょっぴり辛かったです。
ピン太が居なくなると、なんか家の中がガラ〜ンとした感じがしてあんなに小さくても存在感はすごいんだなぁと思いました。


その後その人にピン太のことを聞くと、「あんなかしこい奴はおらん。トイレもすぐ覚えたし、爪とぎもここはアカンって言うたらもうせえへんし」とかなりの親ばかぶりでした

名前は「アレン」だそうです。50代の男の人がそんな外人みたいな名前をつけるなんて・・・とちょっとびっくりしたけど、アレンも幸せになってめでたし、めでたし
